Staff

監督 小林雅仁

映像ディレクター。
CMディレクターとしてキャリアをスタートし実写や2Dアニメーション、コマ撮りアニメーションなどフィールドを跨いで映像演出を手がけている。
Netflixシリーズ「リラックマとカオルさん」でアニー賞監督賞にノミネート。

小林雅仁 Special Comment

「リラックマと遊園地」はコマ撮りの人形が実際のセット空間や3DCG・2Dアニメ空間の中で動き回るというハイブリッドな手法で制作されました。コマ撮りのアニメーションはオーダーメイドで人形や美術・小道具を一から手作りしそれを少しずつ動かしていきますのでコスパの悪い手法だなんて自嘲気味に言ったりもします。ですがそのいささか鈍臭いやり方にはリラックマの存在にも共通するような代え難い魅力があると感じています。そうして愚直にコマ撮りされたキャラクター達が手法の枠を超えた世界と合わさり独特の自由なテイストの本作が誕生しました。
今回のリラックマはカオルさんと暮らすアパートを飛び出して遊園地で八面六臂の大活躍。もちろんリラックマなりの伝わりにくい頑張り方なのですが。コリラックマにも新しい友達が出来ました。キイロイトリもはじめて見せる顔を披露します。
繰り返し観る度に新しい発見が出来るアニメーションになっていると思います。音も音楽もこだわりが詰まっています。お団子など食べながら是非爆音上映にてお楽しみ頂けたら幸いです。

脚本 角田貴志

生年月日:1978年3月2日生まれ
出身地: 大阪府出身
04年、第16回公演よりヨーロッパ企画に参加。以降、ほとんどの本公演に出演。
俳優業の傍らイラストも手掛け、さまざまな映像作品やグッズ、広告などにイラストやキャラクターデザインを提供。
映画「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」(19)では脚本を担当。

角田貴志 Special Comment

リラックマ、ちょっとだけがんばります。 今回は日常を飛び出して、遊園地で大冒険をくり広げます。
次々とおこるトラブルに巻き込まれるリラックマはのんびりマイペースにがんばります。 これはリラックマをはじめ、登場人物それぞれの不器用ながんばりが紡ぎ出す物語です。
いつもとはちょっと違う、でもやっぱりいつものリラックマたちの活躍をお楽しみ下さい。

脚本 上田誠

生年月日: 1979年11月4日生まれ
出身地: 京都府出身
ヨーロッパ企画代表。本公演の脚本・演出を担当。外部の舞台や、映画・テレビドラマの脚本、番組の企画構成も手掛ける。
脚本を務めたテレビアニメ「四畳半神話大系」(10)が、第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で大賞受賞。
大喜利イベント「ダイナマイト関西2010 third」で優勝。17年、「来てけつかるべき新世界」で第61回岸田國士戯曲賞を受賞。
脚本を務めたアニメ映画「夜は短し歩けよ乙女」(’17)は日本アカデミー賞最優秀アニメーション賞。
時間ものの脚本を数多く手がけ、映画「ドロステのはてで僕ら」(20)は多数の海外映画祭で受賞。20年から「非同期テック部」としても活動。

上田誠 Special Comment

ゆったりとしたリラックマたちが、遊園地で縦横無尽に活躍します。そういう日だってあるんです。 そして遊園地の人たちも活躍します。
手仕事で、トラブルを乗り越えながら遊園地を盛り上げることと、コマ撮りアニメで、創意工夫をこらして世界を創ることは、同じなのだなと完成品をみて思いました。
苦労と悲喜こもごものはてに、エモーショナルな景色が待っています。そしてリラックマはそんなことつゆ知らないのでしょう。 これはそんな、配信型の遊園地です。おうちでゆったりお楽しみください。

クリエイティブアドバイザー
コンドウアキ

2003年サンエックス株式会社退社後、フリーランスに。
「うさぎのモフィ」「ニャーおっさん」「おふとんさん」などのキャラクター作成や商品デザイン、絵本「ゆめぎんこう」(2020)が「第12回リブロ絵本大賞」大賞を受賞するなど、書籍の執筆にも活躍の場を広げている。

プロデュース/アニメーション制作
ドワーフ

世界中の人気者となったNHKキャラクター「どーもくん」、フランスでロングラン上映を続ける「こまねこ」をはじめとして、数々のキャラクターやコンテンツを生み出し、卓越した技術力のこま撮りアニメーションを中心とした映像作品で、国内外で評価され活躍するスタジオ。
オリジナル作品のみならず、さまざまな人気キャラクターや有名コンテンツと積極的なコラボレーションもおこなっている。

プロデューサー:松本紀子、岡田由里子、伊藤大樹